2011年10月17日

Vistaパソコンのデータ復旧

今となっては遠い思い出だが、今年7月中旬に私のパソコンがとうとう動かなくなった。OSはWindows Vista、機種はT社のDシリーズの安いもので、長らく不調をだましだまし使っていたが、ある日突然スタートアップ復旧で大量のオーファン・ファイルが発見され、それ以後は起動直後にフリーズするようになってしまった。

起動直後にフリーズという症状は、通常モードでもセーフモードでも同じであり、データを外部メモリに移す余裕はなかった。また、メーカーのサポートに電話してみると、OS起動時でなければデータを取り出せない機種だということであった。

そこで、私がやってみたのは、LinuxをUSBメモリから起動してデータを持ち出すという方法である。Linuxはいろいろなディストリビューションがあるが、専門のサイトを調べて一番操作が簡単そうだったUbuntuを、勤務先の大学の情報科学センターのパソコンでネットからダウンロードおよびUSBメモリにインストールして、それを自宅のパソコンにつなげて起動してみた。

すると、驚くべきことに何のトラブルもなくUbuntuが起動して、そのままパソコン内のすべての必要なデータをUSBメモリと外付けHDに退避させることができたのだった。コマンド入力やCDの焼付けなどは一切不要である。起動にかかる時間はVistaよりはるかに短い。ふつうにWindowsを使っている人も、LinuxでUSBブートが可能なようにしておくと、いざというとき助かるかもしれない。また、LinuxはWindowsでできないことができて便利な面がある。さらに、Vistaは来春でマイクロソフトのサポートが切れるので、それ以後ネットに接続するときはLinuxパソコンとして使い続けるという手がある。7月時点では、私がウェブサイトを見るのに、Linux+Firefoxが最速で、やや遅れてVista+Firefox、かなり遅れてVista+IE、という体感速度の順であった。

これらのことはコンピュータに詳しい人にとってはどうということでもないかもしれないが、パソコンメーカーの公式サポートでは教えてもらえない情報なのでここに書いた次第である。

その後、データを安全に保管した後、Vistaをリカバリし、MS-Officeを再インストールしたのだが、意外に大変だったのが、再インストール用のディスクの捜索と、プロパイダの再設定、そして何よりVistaの再アップデートであった。

Vistaの再アップデートは、いきなり更新プログラム122個451.4MBという通知が来て、そのダウンロードとインストールに3時間近くかかった記憶がある。しかもそれで終わりではなく、数日間にわたって後から後から大量の新旧アップデートの通知があり、ダウンロードとインストールと再起動の繰り返しで、実質的にパソコンで作業できない状態だった。OSにトラブルがあると、データはうまくサルベージできても、時間の喪失は避けられないようである。

なお、LinuxだけでなくChrome OSも試してみたが、こちらは私のパソコンでは“Verification is turned down”というような表示が出て、うまく行かなかった。その上、Chrome OSをインストールしていたUSBメモリがフォーマットできなくなった。Chrome OSを使ってみたい人は注意しておいた方がよいかもしれない。
posted by 三好 at 03:45| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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